akのもろもろの話

大人の漫画読み

漫画/「7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT」ハロルド作石

史上最高の天才劇作家シェイクスピアの謎に挑む (ハロルド作石「7人のシェイクスピアNON SANZ DROICT」既刊13巻) ウイリアム・シェイクスピアは謎の多い人物だ。 皆さまご存知の「ロミオとジュリエット」「ヴェニスの商人」「ハムレット」などなど時代…

8月だから 映画「東京裁判」を見た

(「東京裁判」小林正樹監督/1983年/277分) あたくし盆休みに映画「東京裁判」を見に行ってしまったぜ。 行ってしまったと言うのも妙だけど、なんせ上映時間が堂々の4時間37分よ。 長かったわー(尻も痛かったし) 東京裁判とゆうのは、ご存知の…

「戦争中の暮らしの記録」暮らしの手帖編 8月だから戦争中の人々の生活を知る

(「戦争中の暮らしの記録」暮らしの手帖編) この本は1968年の8月に発行された「暮らしの手帖」第96号~特集・戦争中の暮らしの記録~を書籍化したものだ。 この特集号は丸々一冊が戦争を体験した人たちから寄せられた文章で組まれていて、文字数が…

「特攻の島」佐藤秀峰 8月だから読みたい 回天特別攻撃隊を描いた戦争漫画の傑作

(佐藤秀峰「特攻の島」全9巻) 昭和19年9月、福岡海軍航空隊予科練の渡辺裕三と関口政夫は特殊兵器の搭乗員募集に志願をした。 「一旦搭乗すれば生還を期することはできない兵器」とだけ聞かされ何も知らされないまま山口県大津島へ集められ、そこで初…

本/「リボルバー」原田マハ

(原田マハ「リボルバー」) 誰が引き金を引いたのか? 「ゴッホの死」。アート史上最大の謎に迫る、著者渾身の傑作ミステリ。 高遠冴はパリの小規模なオークション会社「キャビネ・ド・キュリオジテ」通称CDCに勤務している。 パリには大小いくつものオーク…

漫画/「ゴールデンゴールド」堀尾省太

(堀尾省太「ゴールデンゴールド」既刊8巻) 「ゴールデンゴールド」の舞台は瀬戸内海にある「寧島(ねいじま)」という架空の島だ。 かつてこの島は「福の神の島」と呼ばれた事もあるのだが、そんな伝説今では島民ですら知らない。 主人公の早坂流花は不登…

漫画/「ここは今から倫理です。」天瀬シオリ

(天瀬シオリ「ここは今から倫理です。」既刊6巻) 「倫理」とは何か? 倫理とは人倫の道であり道徳の規範となる原理。 学ばずとも将来、困る事はほぼない学問。 でも自分が一人ぼっちになったり、死が近づいた時には役に立つかもしれない。 「ここは今から…

漫画/「コーポ・ア・コーポ」岩浪れんじ

(岩浪れんじ「コーポ・ア・コーポ」既刊3巻) 雨が続くと気分が滅入るのお。 もお会社も行きたくないし、なんもしたくない。 全くもってエネルギーが乏しい状態で生きてるっつーのに、人に会うとエネルギーを使うからもお誰にも会いたくない。はあ~ メン…

漫画/「ダーウィン事変」うめざわしゅん

(うめざわしゅん「ダーウィン事変」既刊2巻) 主人公のチャーリーはヒトとチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」である。 ヒューマンジーなどという言葉はてっきりこの作者の造語かと思ってたら、あに図らんや既存の言葉として存在しておりました…

本/「一度きりの大泉の話」萩尾望都

(萩尾望都「一度きりの大泉の話」) はああ驚いたのお。 こういう事って、才能あるクリエイター同士が切磋琢磨していたら結構ありそうな気はする。 だけど50年も前の話をよく活字にしたなあと思って。 萩尾望都や竹宮恵子の世代は前を走る女性漫画家がい…