akのもろもろの話

大人の漫画読み

漫画/「日出処の天子」山岸涼子 人とは元々ひとりなのです。人は皆さびしい魂を抱えて生きているのです。

「日出処の天子」は山岸涼子が1980年~1984年にかけて月刊「LaLa」で連載してた名作漫画。 日本人で知らない人はいない聖徳太子が主人公。 1983年の講談社漫画賞少女マンガ部門を授賞。 初めにざっくりなあらすじを書きますと、厩戸王子(うまや…

映画/「エルヴィス」オースティン・バトラーなりきりステージに心拍数上がりまくり

あたくしエルヴィス・プレスリーのことは名前と顔しか知らなかったのですが・・・ わずかな知識と言えば、失礼ながら細身とは言えない体形の白いジャンプスーツ姿ですとか。 死去したとき42才の若さだったと知り驚きました。 50代くらいかと思ってた(ホ…

Audibleデビューして宇佐美りん著「推し、燃ゆ」を読んでみた

日頃メガネかコンタクトなのですが、このところ眼精疲労が酷いあたしは「聴く読書」ってどうなん?と思いつき調べてみたら、今ならAmazonプライム会員3か月無料で聴き放題じゃないですかやだー、ってなわけでAudibleデビューしちゃいました。 いやーよいで…

漫画/「乾と巽ーザバイカル戦記―」➆ 安彦良和 毎日暑いからシベリアが舞台の漫画でも読んで涼んでみない?

「乾と巽ーザバイカル戦記ー」はアフタヌーンで連載中の戦争漫画 大正時代の知られざる戦争「シベリア出兵史」を描いています 乾は帝国陸軍砲兵、巽は新聞記者 著者はあの安彦良和 (安彦良和「乾と巽ザバイカル戦記」7巻/アフタヌーンにて連載) 毎日毎日…

漫画/「デビルズライン」花田稜 ダークファンタジーってか少女漫画的萌えに間違いなく胸キュンするよ

「デビルズライン」は「月刊モーニングtwo」で2013年から2019年まで連載されてた漫画。 タイトルと表紙がカッコいいけど、中身は恋愛要素がメインテーマの作品。 (花田稜「デビルズライン」全14巻) この作品の舞台は吸血欲を持った鬼がひっそり…

本/「はなれ瞽女おりん」水上勉 生きるということ

水上勉はミズカミツトムと読むんだよ。 水上勉が1975年に発表した小説。 ずいぶん昔に読んだのを再読いたしました。 今読んでもすげえ面白い。いや面白いって話ではないんだが・・・心に沁みる悲しい作品。 瞽女とは、昭和の高度成長期頃まで実在した、…

映画/「知られざるマリリン・モンロー 残されたテープ」人生そのものが映画のような人だ

あたしの場合、不意にやって来る「ブログネタ切れ症候群」 今週は病が重いのでとりあえず 昨日ネットフリックスで見た映画の感想でも書くんべえ。 (「知られざるマリリン・モンロー残されたテープ」/2022年/アメリカ/エマ・クーパー監督/101分) あ…

本/「運転者 未来を変える過去からの使者」喜多川泰イライラしてると幸せになれないよ!

「ミステリーと言う勿れ」の新刊が出たので感想を書こうと思ったけど、全然まとまらないので昨日読んだ本の感想でも書いとこ。 (喜多川泰「運転者未来を変える過去からの使者」 あらすじ 保険会社の営業に転職した岡田修一は、思うような成績が出せずパッと…

漫画/「ダーウィン事変」④ うめざわしゅん(ネタバレ)チャーリーによもやまさかの新事実が!?

半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーは、人間の養父母の元でヒトとして育てられ、15年後、高校に入学することに。 しかしチャーリーをテロに引っ張り出そうとするALA、彼を忌避する周辺住民、FBIなどが入り乱れる中、チャーリーの家…

漫画/「血の轍」第13集 押見修造(ネタバレ) マジで鬱になるから読みたくないんだが

「ありがとう。ひとごろしになってくれて」そう言ったママの首を思わず法廷で締めようとした、衝撃の少年審判から約20年後・・・・ (押見修造「血の轍」第13集/小学館ビックコミックスペリオ―ル連載) 遅ればせながら4月に発売した「血の轍」第13集の…