akのもろもろの話

漫画大好きakの覚え書帖

仮面ライダーギルスの話

芸能人ネタには疎い私の耳にも入って来た、「純烈」の友井雄亮さんの脱退引退騒動。

何でも複数の女性に対するDVと預金使い込みと不倫だっけ?

報道されてた多重女性問題は事実だったって事で本人も認め「純烈」からの脱退と芸能界引退という決意を示したらしい。

この人は女にモテそうな感じではあったが、女癖が悪かったんだね。

なんか口が上手そうな感じはしてたけど。

自分は特別ファンというわけでもないけど、友井さんのした事よりも友井さんに対するバッシングの激しさにちょっと引いてしまう。

芸能界を引退するというのも、なんだか切り捨てられるみたいで嫌だなとも思う。

んだけど、さすがに女性への暴力に対しての非難は免れない。

自分もそれはやだな。

せっかく「純烈」が昨年度の紅白歌合戦に念願の初出場を果たしてこれからだって言うのにね。

ご存知の通り「純烈」 には、仮面ライダーゾルダと仮面ライダーギルスがいるわけで。

ライダーファンの私としては、スーパー銭湯にまでは行かないけど心ひそかに応援していたのよ。

仮面ライダーファンは、仮面ライダー俳優を応援したいものなのよ。

それがこの騒動。残念です。とても。

 

でもたとえ友井さんが報道の通りのクソだったとしても、自分のギルスへの思いは変わらない。

ギルスは永遠だ。

そんな仮面ライダーギルスの話をば。

 

仮面ライダーギルスは「仮面ライダーアギト」に登場する3号ライダーだ。

 

「仮面ライダーアギト」は平成仮面ライダーシリーズの2作目。


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前作仮面ライダークウガによる「未確認生命体事件」の終息から2年後、沖縄の海岸に謎の遺物オーパーツが流れ着く。

その後、日本各地で人の力ではあり得ない殺害方法を用いた連続猟奇殺人事件が発生する。

警視庁はこの事件の犯人を「アンノウン」と命名し未確認生命体対策班に捜査を命じる。

アギトに登場するのは3人のライダー

津上翔一(賀集利樹)/仮面ライダーアギト


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浜辺で記憶を失って倒れていた所を発見され三杉家に居候その後家事手伝い。

天然でマイペースであまりにものんびりしてるので、自分がアギトだという事を誰にも疑われない。

変身シーンは別人みたいにかっこいい!

 

氷川誠(要潤)/仮面ライダーG3


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未確認生命体対策班G3ユニットでG3の装着員となる刑事。

正義感が強く生真面目な性格はゆるすぎる津上翔一とは対照的。

津上にいつも翻弄されている。

G3は警視庁が未確認生命体の脅威に対抗して開発した強化服で、氷川は変身ではなく装着する。氷川は普通の人間なのだ。

 

葦原涼(友井雄亮)/仮面ライダーギルス


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大学生なのに突然仮面ライダーになっちゃって苦悩する。

ちゃんとしたアギトになれなかった為にどこか不完全。

常にダメージと隣合わせで傷だらけ。性格は不愛想ですぐ手がでる。でもほんとは優しい。

 

この3人のそれぞれのドラマを同時進行させながら、「あかつき号事件」という海難事件の謎に迫って行くのである。

それはちょっとしたミステリードラマのようでもある。

「あかつき号事件」は、物語の半年前に瀬戸内海を航行中の客船あかつき号に起こった不可思議な事件だ。

その日は快晴で海面は穏やかだったにもかかわらず、あかつき号の周辺だけが暴風と豪雨と高波に包まれた。

当時、香川県警巡査の氷川誠が警邏中に偶然目撃し、あかつき号にたどり着き全員を救助したのだった。

津上翔一はこの時あかつき号に乗船していたが、氷川が到着する前に海に投げ出されている。

葦原涼の父親も乗船していた。

作中では多くの伏線が張られ、一つ謎がとけそうになるとまた新たな謎が現れるという形で物語が展開して行く。

 

そしてすべての元凶となる遺物オーパーツ。

オーパーツによって解読されたDNAから誕生した赤ん坊は驚くべき早さで少年(子役の神木君かわいい)へと成長し、美貌の青年へと姿を変える。

その正体は人類を創造したとされる神(闇の力)だ。

なんと、アギトとは「闇の力」と対立した「光の力」から授けられた人類の進化した姿なのである。

「闇の力」の目的とはアギトとなる可能性を持った超能力者を殲滅する事にある。

世界がアギトだらけになっちゃうからね。

彼らが戦う敵アンノウンは「闇の力」がつかわす使徒といった存在だったのだ。

人類創造とか神様とか壮大な話が出てきちゃって、クウガ以上に伝奇的なの。

オープニングに登場するイコン画も強く印象に残る。

イコン画はキリスト教の聖人とか聖書の有名な出来事が描かれた絵画だが、アギトの世界観をよく感じさせる。

 

そして、クウガとの大きな違いは複数のライダーが登場する事だね。

一条さんという最強のバディーがいるとはいえ、一人で戦うのはなんかさみしい。

複数ライダーが最初は反目しあったりしながら段々わかり合い、やがては仲間と認め合う、王道の展開はここから始まったんだね。

自己を犠牲にして人の為に戦ったクウガのヒロイズムは日本人の好きな美しさを持っている。

クウガよりエンタメ色の強いアギトでは、彼らは自分自身が生きる為に戦うのだ。

一斉に変身するシーンも醍醐味で、共闘するシーンは胸が躍る。

 

アギトもクウガと同様に、津上翔一の成長とリンクしながら様々な形態へ進化していく。

そしてアギトと並行して登場するのが、不完全なアギトとして覚醒してしまったギルスだ。

 

葦原涼(友井雄亮)は大学生であり水泳部のホープだった。

彼はバイク事故を機にギルスとして覚醒してしまうのである。

本能によって突き動かされるようにアギトに変身する津上翔一や、自分の意志で仮面ライダーになろうとする氷川誠と決定的に違うのは、なかなか現状が受け入れられない所だ。

そりゃそうだよね、突然すぎて。

この葦原涼の自分の身体が変容する恐怖に怯える姿は、へんに悟りきってる津上翔一よりもよほど人間らしいしリアルだ。

信頼してた水泳部のコーチに打ち明けたらビビって拒絶されちゃうし、恋人にも逃げられちゃう。

自分は化け物になってしまったと怯えながら部屋に引きこもり、大学も結局は辞めちゃうんだよね。

そんな時失踪していた父親が亡くなっていた事がわかり、父の死が「あかつき号事件」に関係してるんじゃないかと思う。

遺品の手帳に記された人たちを探し始めるのだが、とにかく涼が不憫!

行く先々で冷たくされるは、眠ってたら突然殺されそうになるはで、なんでこんな仕打ちを受けなきゃならないのか意味がわからねー。

女には結構モテるけど、涼に関わった女は皆死んでしまうのだ。

ついには、本人も死んでしまう(生き返るけど) 

涼かわいそう!!

アギトの不完全体というのは、要するにちょっとできそこないなんだろう。

力をうまく制御できず、変身するたびに涼の身体には極度の負担がかかる。

その為変身解除すると、身体は老化現象が進行しててなんかもうズタボロ。 

戦うたびに満身創痍。

幾度も死線をさまよい、別離を繰り返し、たった一人で、孤独で、自分は何者なのかもわからない。

それはあまりにも理不尽でつらく苦しい事だ。

でも健気!!!

涼は決して逃げずに前へと歩きだそうとする。

涼は強い心の持ち主なのだ。

こんな状況に自分が置かれたら、自分は涼のように強く生きられるだろうか?

マジで考えちゃったりするんである。

 

そんな涼が変身するギルスが好きだ!

スマートなアギトと違って生物的なギルスはすごく野生的。

必殺技は踵の鉤爪を突き立てて決める踵落とし!

そしてやたら咆哮する。


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 必ず叫んでいる!

その姿は、運命に翻弄される涼のやり場のない怒りや、異形の者に変わってしまった悲しみがそうさせてるように見えてちょっと切ない。

涼はほんとは変身なんかしたくないのだ。

ギルスが危なくなると自動運転で駆けつけてくるバイクも可愛い。


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生き物みたい。

物語後半には、翔一や氷川の他にもう一人のアギト「アナザーアギト」も登場し、時に争い時に共闘しながらやっと仲間という者に巡り合えるのである。

 

夢がなくても生きていける。普通に生きるのが俺の夢だ。


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拾った子犬を連れ、愛用のバイクで旅立っていくラストシーン。

ハッピーエンドのようでいて、やはり涼は最後まで孤独な存在なのだ。

翔一にも氷川にも帰るべき場所があるのに。

だが、友井さんがカッコイイ!

粗野でぶっきらぼうだけど実はとても優しい。

そんな葦原涼はアギトの中で一番カッコイイ。

痩せててアゴが目立つ要潤より、断然友井雄亮の方がカッコ良かった。

人生とは何なんだろう。

津上翔一は人生は素晴らしい物だと言っていた。

ほんとに素晴らしい物なのか、その答えは結局のところ自分で探すしかないのよ。

まだ若いんだから頑張れ(母親目線)!