akのもろもろの話

漫画大好きakの覚え書帖

8月の覚え書き /「永遠に僕のもの」

ええと、8月ももうすぐ終わるので何か残しておこう。

今年は仕事でコミケは3日目しか行けなかった。

それもかなり遅い出だしだから駅からビックサイトに向かう途中戦利品を抱えた戦士たちが大勢引き上げて来るのとすれ違う。

いつもすごい混雑で人にぶつからないと先へ進めないから、汗でびちょびちょの腕なんかに当たるのが嫌で暑くても長袖着用してたけど今回は時間が遅いせいかしら、すいてた。

そしてお盆には実家の群馬に帰省いたしました。

相変わらず故郷には何もないな。

その後これも夏恒例のウルフェスに特撮オタクの友人A(女子よ)と行きまして、あと何したかしら?

残念ながら夏だというのに海も旅行も行ってないし特筆するほどの夏の思い出はないのだった。

映画は、平成仮面ライダー最終章「劇場版 仮面ライダージオウ OverQuartzer」と、ティモシー・シャラメの「ホット・サマー・ナイツ」それに期待値大だった「永遠に僕のもの」を見ました。

「仮面ライダー」の夏映画は前述のウルフェスと同じ友人Aと一緒に鑑賞。

彼女は特撮オタクの師匠的存在で、私は仮面ライダー(特に平成一期の仮面ライダー)の面白さを教わったんである。

考えるとここ数年、夏はこの友人Aとウルフェスへ行きライダー映画を見るのが恒例となっているのだった。

「ホット・サマー・ナイツ」はまた別の時に語りたい。

ティモシー・シャラメは最近お気に入り♡

「永遠に僕のもの」

なんつーか・・・美少年もの。

これがデビュー作となった主演のロレンソ・フェロくん。

わたくし美しい人に目がないですわ。

この作品はアルゼンチンの連続殺人犯のカルロス・ロブレド・プッチの実話を元にしています。

原題は「El Angel」天使だすわね。

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(「永遠に僕のもの」2018年アルゼンチン・スペイン/118分)

さて舞台は、アルゼンチンのブエノスアイレス。1971年。

主人公は17歳の少年カルリートス、美少年である。

ブロンドのクルクル巻き毛、天然ものなのかな~超フワフワ。

スベスベの白いお肌に透き通る瞳、ぷっくりとした艶やかな唇は柔らかそう。

でもこの子はこれだけ美しく生まれつきながら人として大切なものが欠落している。

彼は欲しいと思ったものは何でも手に入れ、目障りな者は誰でも平気で殺してしまうのだった。

息をするように、ダンスを踊るように、自然に優雅に・・・なんの罪悪感も感じていない子供だ。

実に無邪気に「人はどうしてもっと自由に生きないのだろうか」なんて思っているのだった。

彼はちゃんとした家庭の子で両親からも愛されている。

両親はカルリートスがちょっとおかしい事に気づいていながらも天使のように美しいから犯罪者だとは信じたくないのだ。

彼は新しい学校でどこか暴力的な魅力を放つラモンと出会う。

この子もカッコイイ。

カルリートスはラモンの家に入り浸るようになり(オヤジはプロの泥棒だった)意気投合した二人は様々な犯罪に手を染めて行く。

しかし何の躊躇もなく人を殺すカルリートスと金儲けしか頭にないラモンの間には次第に亀裂が生まれていくのだった・・・

と、まあこんなあらすじでございます。

この作品はカルリートスを演じたロレンソ・フェロくんの魅力なくしては成り立たないような気がする。

彼のプクッとした唇とかが性的な魅力を感じさせる一方、少女のようにかわいいかと思えば時には男性的だったりと色々な表情を見せる。

彼の裸はよくありがちな鍛えた身体じゃなくてちょっとムチっとした感じの普通の裸なのだが、それがいかにも生まれたままの子供みたいでいいのだ。

そして動きがとてもしなやかだ。

男性的な魅力にあふれるラモンと中性的で美しいカルリートス。

二人は双子の少女とつき合い、顔がそっくりなのでまるで二人で一人の女を共有しているように見える。

ラモンは別にゲイじゃないのだが、カルリートスは明らかにそういう目でラモンを見ている。

主人公のカルリートスがゲイという設定は実際とは違い制作者の創作みたいだ。

共犯関係にある男同士にホモセクシュアルな心情がある、というのはよくある展開な気もする。

ただゲイにした方が後半でラモンを殺害するに至る経緯に説得力があるもんね。

二人はキスさえする事もないのだ。

ただ一度だけ宝石店に盗みに入った時、ラモンが宝石を懸命に袋に詰め込んでる横でカルリートスは豪華なイヤリングを自分でつけて鏡を見ているの。

それに気づいたラモンが怒るのかと思えば「マリリン・モンローみたいだ」と褒めるのよ。

確かに似合っててきれいだ。

ラモンだって心のどこかでカルリートスに魅かれていたのに違いないよ。

二人は窃盗のあぶねー最中にもかかわらず鏡の前で銃を手にポーズを取ってふざけ合う。

不敵すぎるよ。

ラモンが鏡に映る二人の姿を「カストロとゲバラだ」と言うと、カルリートスは「エビータとペロンだ」って言うのだった。

夫婦かい!

二人の間には温度差があり、カルリートスはそれに気づき始める。

これだけ犯罪を犯していながら二人が普通に暮らしている事が不思議だ。

70年代のブエノスアイレスはとっても治安が悪くて、身分証明書を携帯していないだけでゲリラだと警察から疑われたりする。

ちょっと日本人にはわからん。

だがラモンへの密やかな思い。

カルリートスの美しさと孤独と愛と欲望と、それらが混ぜ合わさった映像は私を不穏な気持ちにさせてざわめかせる。

カルリートスはなぜ天使のように美しい顔で犯罪を繰り返したのか?

人は自分と違う価値観を持つ者を真に理解する事は難しい気がする。

そもそも理解しようとする事自体が不遜な気がするのだ。

ちょっと切ない。

 

さてアニメはと言うと「ヴィンランド・サガ」と「炎炎ノ消防隊」しか見てなかったな。

「ギヴン」も途中下車しちゃったし「天気の子」も見る予定ない。

前半暑さのせいか自分の中に歴史小説の神が降臨した気がして、司馬遼太郎の「幕末」を読んだ。

幕末から明治の暗殺を描いた12話の短編だ。

司馬遼太郎は短編も面白いのだ。

山本周五郎の「樅ノ木は残った」も読んでみた。

「もみ」の字が読めずずっと何の木だろうと思ってた作品。

伊達藩で起こった御家騒動「伊達騒動」を描いている。

今、萩尾望都の問題作「残酷な神が支配する」をブログにまとめているので、参考に子供の虐待に関する書籍を読んでみた。

「ルポ児童虐待」朝日新聞大阪本社編集局

「ルポ消えた子どもたち 虐待・監禁の深層に迫る」NHKスペシャル消えた子どもたち取材班

これは近所の図書館で借りた本。

気持ちが暗くなる。

コミックス新刊は「不滅のあなたへ11巻」大今良時

「キングダム55巻」原泰久

「宝石の国10巻」市川春子

「チェンソーマン3巻」藤本タツキ

「約束のネバーランド15巻」白井カイウ・出水ぽすか

「ダンス・ダンス・ダンス―ル14巻」ジョージ朝倉

「ミギとダリ3巻」佐野菜見

既刊では「乙嫁語り1~11巻」森薫

昔シルクロードブームがあったよね

「 ヒストリエ1~11巻」岩明均

岩明均サイコー

等々を読みました。

もう漫画は置く所がない。

本棚からはみ出して床に積んどくしかない。

本はなるべく電子書籍で読んで増やさないようにしてるのだが、漫画はやっぱり紙派なのである。