akのもろもろの話

大人の漫画読み

最近読んだ漫画の感想まとめ(箇条書き)

やっと少しづつですが秋の訪れを感じるようになりました。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

今月読んだ漫画感想を箇条書きにまとめましたので、しばしおつきあいくださいませ。

(「夏目友人帳」30巻 緑川ゆき 白泉社 花とゆめコミックス )

夏目友人帳 30巻 緑川ゆき

いつも癒しをありがとう

・「友人帳」とは、夏目氏の交友録ではなく、祖母・夏目レイコが勝負を挑み、負かした妖怪たちの名前が書いてある契約書の束。「友人帳」に名のある妖怪たちを統べることができるブツなのだが、主人公・夏目貴志は妖たちに名前を返していこうとする奇特な高校生。

・故箱崎氏の孫・紅子から祖父の屋敷に幽霊がいるのではないかと相談された夏目。

・もちろんそれは幽霊じゃない。人間が亡くなった後も妖たちがその人を思ってるのが切な。

・「何首烏(かしゅう)」の会という謎めいた古道具オークションでの盗難騒ぎ。

・オカルトライターのSHINOBU(誰だっけ?キャラが多すぎて汗)みんな怪しそうなんですけど~

・「常世を覗けば」一話と「とある少女の肖像」三話の2部構成で、続きは次巻に持ち越し。次いつ出るのかなー?

(「セーフセックス」1巻 岩波れんじ 集英社ヤングジャンプコミックス)

セーフセックス 1巻 作・森もり子  画・岩波れんじ

可愛い2人♡大人のラブコメ

・作画が「コーポ・ア・コーポ」の岩波れんじ。ちなみに「コーポ・ア・コーポ」実写映画化されたんだね(11月公開ですねん)ポスター見て吹いたわWW笹野高史さん宮地のオッチャンまんまで役作りいらんやん。

・居酒屋で出会ったその日にラブホに行った2人のラブコメ漫画。ラブコメ嫌いだけどこれは大人向きで面白い。

・セフレではないし、つき合ってるわけでもないし、実はお互い相手の事を愛い奴と認めてるのに、なかなか「つき合おう」とか「好きだ」とか核心に触れず、相手の出方ばかり見るのがおかしいやらじれったいやら。

・本音を言って嫌われるより相手に合わせようとする優しさと、体は大人でやる事やってても中身は無邪気な子どものままみたいな2人のやり取りがひたすら可愛い。

・若くて純粋で優しいから、駆け引きとかしないし、男女の立場とか力関係とか無縁で、2人が平等でいられるのっていいよね。まあ最初だけですけど。

(「ゴトウユキコ短編集」ゴトウユキコ双葉社アクションコミックス)

ゴトウユキコ短編集 ゴトウユキコ

秋に読むにはピッタリの逸品

・「天国までひとっとび」交通事故で亡くなった幼なじみの女の子が幽霊になって現れる。青空に浮かぶ雲とか田舎道とか中学生の制服の白いブラウスの眩しさとか、誰もが思い出すあの頃。これはシンプルに人の心の琴線に触れるなー。フツーに泣けちゃう。

・あたしの好みは「2月14日の思い出」。自分の唾液入り手作りヴァレンタインチョコを作るような女子高生でも、時期が来ればちゃんと普通の大人になるんだよね。あの時の先生へのあのねちっこい執着は彼女の人生で一番恥ずかしい黒歴史だ。

・「家庭教師」息子の家庭教師に好意を持つシングルマザー。でも先生が好きなのはお母さんじゃなく息子だった!の衝撃。恋とか性の目覚めとか、ハッピーエンドなんですが、みんな立ち直るまでには時間が必要だったろうな。人を愛することって難しい。ってか、深いですね(しみじみ)

・「迷子犬とわたしたち」100万円の懸賞がついた迷子犬を探す小学6年生トリオの大冒険。

の4篇が収録されています。

 

(「黄泉のツガイ」5巻 荒川弘 ガンガンコミックス)

黄泉のツガイ 5巻 荒川弘

だいぶわかって来たぞ

・結界に守られた山奥から下界に降りて来たユル。ユルの持つ「封」の力を巡って様々な勢力と思惑が交錯する。下界のルールを一通り理解するのも大変だ。

・手長足長を撃退し、その主であるデラの異母弟・ケンを仲間に引き入れたユル達だったが、両親の手がかりは得られなかった。

・与謝野イワンはなんか既視感。刀のツガイとのやり取りが面白い。なのに殺し過ぎ。

・信頼できる村の人もいなくなったし、ユルを守るためとはいえ騙されてばかりでショック。東村のやり方はいつも解せぬ。

・「封」を開放するために「一回死んでみる?」とか言われるの嫌や。

・宇宙人にしか見えないツガイに笑う。