2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
「羆嵐」は1977年に刊行された吉村昭の小説 1915年(大正4年)に、北海道苫前群苫前村三毛別六線沢の開拓村をヒグマが襲った「三毛別羆事件」がモデルになっている (吉村昭「羆嵐」) 北海道苫前村六線沢の開拓集落の一つ、島川家がヒグマに襲われ妻と9才…
藤田和日郎は、フジタワビロウではなくフジタカズヒロって読むんだよ。 「邪眼は月輪に飛ぶ」(じゃがんはがちりんにとぶ)は2007年に週刊ビックコミックスピリッツに連載された漫画。単行本一巻完結もの。 唐突でございますが、久米田康治の「かくしごと」…
大寒波に襲われた地球で、人工冬眠から五百年後に目覚めてみれば、世界は滅亡してた・・・イラクから祖国日本へ、シベリア鉄道を歩いて目指す元商社マン舞鶴太郎。 五百年後の世界に生き残った男が、人類がたどって来た遥かな旅路を目撃する、奇跡体験!アン…
「野火」は、1959年に市川崑監督により映画化された大岡昇平の同名小説が、 2014年に塚本晋也監督、脚本、製作、主演により再び映画化されました (「野火」2014年/塚本晋也監督/87分) こういう時期ですから戦争映画を観てみましたよ。 何か食いながら読ま…
「街道をゆく」は司馬遼太郎による紀行文集。 街道・みち、すなわち交通に着目し、その土地の歴史を独自の視点で語るシリーズの42は、三浦半島の巻。 そこには源頼朝と伊豆、房総、そして三浦半島の武士たちとの出会いがあったんだよねー (司馬遼太郎「街…
「狼の口 ヴォルフスムント」は2009年~2016年まで連載された、中世のスイスを舞台にした漫画。 残虐な拷問シーンや最初から最後まで延々と人がムッコロされ続ける、心が弱い人は読んではいけない作品。 (久慈光久「狼の口ヴォルフスムント」全8巻…
「ここは今から倫理です。」は、倫理を教える高柳先生が、今時の高校生たちのお悩みに独特のスタンスで向かい合う教師物語。 (天瀬シオリ「ここは今から倫理です。」7巻) 毎日毎日暑いですが、6月に発売した「ここは今から倫理です。」7巻の感想を、今…