akのもろもろの話

大人の漫画読み

漫画/「健康で文化的な最低限度の生活」柏木ハルコ つらすぎるな生活保護 日本は貧困に目を背けてる

またためになる漫画を読んでしまった。 この漫画はズバリ「生活保護」をテーマにしています。 大学を出て福祉事務所生活課に配属されたヒロインが生活保護の新人ケースワーカーとして悪戦苦闘する物語でして、不正受給する奴なんかをビシビシ取り締まる話な…

漫画/「ダーウィンクラブ」③ 朱戸アオ あわわ潜入捜査ってテロに加担しなくちゃならない流れ

世界中でCEOと従業員の経済格差が千倍以上ある巨大企業に対して始まったテロ。 石井大良の後輩刑事宮本は殺害され、父を殺したと思われる男・佐藤もテロの末の火災で遺体となって発見される。 警察を辞め天木に接触した大良は一連の事件の背後に「ダーウィン…

漫画/「モリノアサガオ」郷田マモラ 死刑制度はなぜ日本で支持されるのか

この作品は2004年~2007年まで漫画アクションで連載されてたのですが、日本の死刑制度がテーマとなっています。 ハッキリ言ってあたくし、こういう社会派ムードが漂う漫画作品は好まないので敬遠してたのですが、なんとなく読んでみたらこれはこれで…

漫画/「ゴールデンカムイ」㉙ 野田サトル アシㇼパさんとうとう俺たちで金塊を見つけちまったね

週刊ヤングジャンプでの連載が完結しまして、今全話を無料配信してるんですが、ゴールデンカムイはコミックス派を貫こうと思って見てないです。 加えて実写映画化やらゴールデンカムイ展の開催やらと、話題に事欠きませんな。 実写化はどうかと思うんですけ…

漫画/「おかえりアリス」④ 押見修造 愛の始まりはそのままの自分を愛する事からだ

三谷とのセックスで勃たなかった洋平。 慧に勧められ慧のアパートでシャワーを借りるのですが、慧が「僕も入っていい?」と裸で入って来た(そりゃ風呂だから裸なんですが)ところで終わったのが前巻。 慌てた洋平は真っ赤になって出ようとしますが、慧はふ…

本/「家康、江戸を建てる」門井慶喜

「北条家の旧領関東240万石をそっくり差し上げよう。お受けなされい」 天正18年、落ちゆく小田原城を眺めながら、関白・豊臣秀吉は德川家康に告げた。 「・・・・・・・・・・」家康沈黙。 家康は駿府城に戻り家臣たちに相談したが皆口をそろえて「断固…

映画/「世界で一番美しい少年」

(「世界で一番美しい少年」監督クリスティーナリンドストロム&クリスティアン・べトリ/98分/2021年/スウェーデン) ビョルン・アンドレセンという人をご存知でしょうが、彼は巨匠ルキノ・ヴィスコンティの1971年の映画「ベニスに死す」に出演した人…

漫画/「違国日記」ヤマシタトモコ

「違国日記」は、両親を交通事故で失った中学3年生の朝(あさ)と彼女を引き取った叔母の槙生(まきお)の物語です。 両親の葬儀の場で、残された朝の養育に親戚一同が揉め(よくありそうな話)たらい回しにされそうになるのを見かねた槙生が彼女を引き取っ…

漫画/「望郷太郎」⑥ 山田芳裕

人口冬眠から舞鶴太郎が目覚めたのは5百年後の地球だった。未曽有の大寒波により地球は壊滅。高度な文明が滅びた後の人々は原始的な暮らしをしていた。イラクから日本まで徒歩で目指す男が目撃するグレイトジャーニー。 (山田芳裕「望郷太郎」6巻) 5百…

漫画/「消えた初恋」⑧ 作画アルコ・ 原作ひねくれ渡

好きな女の子から消しゴムを借りたら前の席の男子の名が書いてあってそれを庇った事から始まる勘違いコメディー。彼女のために愛のキューピッドになろうとしたのに、なんでか加速度的に高まってしまうBL感。青木と井田のピュアな恋の行方は? (アルコ画/ひ…

漫画/「結ばる焼け跡」天瀬シオリ

終戦直後の東京・上野。 戦火から辛くも生き残った者たちは大きな傷を抱えながら必死にもがいていた。 焦土から立ち上がる、戦後再生物語。 (天瀬シオリ「結ばる焼け跡」全3巻) ちっとも新しくないと思うのに今の時代に読むと逆に新鮮な気がする戦後漫画…

本/「李王家の縁談」林真理子

いつの時代も高貴な方々の結婚はむずかしい・・・梨本宮伊都子妃は、娘・方子女王の結婚相手探しに奔走していた。なかなか身分の釣り合う婿が見つからないのだ。 (林真理子「李王家の縁談」) 好きな者同士が結ばれるのが幸せ、などというのは、何も持たぬ…

映画/「レボリューショナリー・ロード/ 燃え尽きるまで」

レオナルド・ディカプリオ&ケイト・ウィンスレット主演の2009年公開の映画。ある夫婦の夢や葛藤を描いた人間ドラマ。 (「レボリューショナリーロード/燃え尽きるまで」/サム・メンデス監督/125分/2008年/アメリカ) 結婚が幻想だと気づいた時 …

漫画/「扇島歳時記」高浜寛

時は幕末、日本と異国の文化が交錯する長崎の出島にて、廓に生まれた少女「たまを」の儚い物語 (高浜寛「扇島歳時記」既刊3巻) がんばってお客をとって早く借金を返してしまおうな わたくし幕末は大好物でありますが、基本的には歴史上実在した人物の物語…

漫画/「アンダーニンジャ」⑦ 花沢健吾

戦後最大のタブー!忍者は秘密裏に存在している。その数なんと20万人!だが一部の精鋭忍者が国家レベルの争いに暗躍する一方で、末端忍者は仕事にありつけない者も多かった。その一人、雲隠九郎もニート同然の暮らしをしていた。 (花沢健吾「アンダーニン…

漫画/「ひとりでしにたい」④ カレー沢薫

悠々自適の老後を過ごしていたはずの伯母のまさかの孤独死に衝撃を受けた山口鳴海(35才独身)は、自分の老後を真剣に考え始める。大事なのは婚活より終活だったんだ!! (カレー沢薫「ひとりでしにたい」第4巻) 毎回面白くてためになるけど今回は投資と…

漫画/「不滅のあなたへ」⑰ 大今良時

不死身の体を持ちどんな姿にもなれどんな物でも作り出す不思議な力を持った存在「フシ」と、彼を観察する者や巡り合った人たちとの出会いと別れの物語。 (大今良時「不滅のあなたへ」17巻) ノッカーにも愛の概念があったのか?? 2016年から週刊少年…

ドラマスペシャル「父の詫び状」NHKオンデマンド

あたくし最近NHKオンデマンドをよく見てるのです。 月額990円は果たして安いのか?高いのか?でもNHKの作品は金がかかってますから、いいものが見れるので今の所は満足しています。 これは1986年に放送されたドラマだそうで(古いねえ)向田邦子さん…

本/「東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか」中村淳彦

家賃は高く地域の縁が薄い東京暮らしはつまづいて貧困に陥りやすい。東京の貧困女子の心の叫びを個人の物語として丹念に聞き続けたノンフィクション。東洋経済オンライン1億2千万PV突破の人気連載の書籍化。 (中村淳彦「東京貧困女子」) 今の日本で貧困…

漫画/「ダーウィン・クラブ」朱戸アオ

「CEOと従業員の経済格差が千倍以上の巨大企業」へのテロ行為が始まった。その犯行時に警察官・石井大良(たいら)はかつて父親を殺した男を発見する。 (朱戸アオ「ダーウィンクラブ」既刊2巻) 格差が生むテロと陰謀 朱戸アオさんと言えば、ペストによるア…

漫画/「チェーザレ 破壊の創造者」惣領冬実

ルネサンス期に活躍したイタリアの英雄チェーザレ・ボルジア。歴史の闇に埋もれた真実を調べるため、ダンテ学者の原基晶を監修者に迎え、本邦未訳のG・サチェルドーテ版の伝記を翻訳しながら精査を重ね描かれた歴史漫画。 (惣領冬実「チェーザレ破壊の創造…

漫画/「波よ聞いてくれ」⑨ 沙村広明

鼓田ミナレ(27才)は札幌のスープカレー屋「ボイジャー」の店員だが、ひょんな事から地元FM局「藻岩山ラジオ」でラジオパーソナリティーとしての道を歩み始めた。 晩秋に起こった北海道胆振東部地震の夜も一人で生放送を務め、ミナレは着実に成長を遂げて…

漫画/「ノイズ」筒井哲也

黒イチジクを地域の特産として限界集落から一転して活況を呈し始めたのどかな町。そんな中、イチジク農園を営む泉圭太のもとに鈴木睦雄と名乗る怪しい言動の男が現れる。男は14年前の女子大生ストーカー殺人を犯した元受刑者だった。平穏な地域社会に投げ…

映画/「ハウス・オブ・グッチ」

1995年3月27日。GUCCI創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオ・グッチがミラノで何者かにより殺害された。 サラ・ゲイ・フォーデンの原作「ハウス・オブ・グッチ」をもとに、リドリー・スコットが映画化。グッチ一族の確執の中で…

漫画/「サターンリターン」⑥ 鳥飼茜

空虚さと気持ち悪さの第6巻 (鳥飼茜「サターンリターン」6巻) 遅ればせながら、11月30日に発売したサターンリターン第6巻の感想をなんとなく書いておく。 人は誰であれ普段他人に見せる顔とは違う、汚い面や醜い面を持ってる。 この作品は、漫画で…

平成仮面ライダーの系譜「仮面ライダークウガ」と「仮面ライダーアギト」

十年ひと昔と申しますが、仮面ライダークウガ22年も前になりますなあ(遠い目) 2000年1月から放映された仮面ライダークウガは、テレビシリーズでは仮面ライダーBLACK RX終了から実に10年4カ月振りの復活となり、平成仮面ライダーシリーズの第1作…

漫画/「ヴラド・ドラクラ」大窪晶与

吸血鬼ドラキュラのモデルとなったワラキア公・ヴラド3世の実像に迫る歴史ロマン! (大窪晶与「ヴラド・ドラクラ」既刊5巻) さて今回取り上げますのは、ハルタで連載している「ヴラド・ドラクラ」。 主人公は、15世紀のワラキオ公国の君主ヴラド3世(…

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。 小生の今年の抱負はですね、このブログの更新をもっと頑張ります。 なんか仕事から帰ってくるともう疲れてるんで、ブログ書く時間がなかなか取れなくて、まあ趣味でやってるんだから書ける時書けばいいやって言い訳ばかり…

暮れの元気なごあいさつ

萩尾望都「メッシュ」から雪のラパン・アジル 萩尾望都の「メッシュ」は1980年代に描かれた作品でパリが舞台になっています。 メッシュというのは、主人公の少年が金髪だけど銀色のメッシュが入っているように見える髪型からついたあだ名です。 メッシュ…

漫画/「シグルイ」原作・南條範夫 漫画・山口貴由

隻腕の剣士の刃は骨を断つことが出来るのか?盲目の剣士の刃は対手に触れることが出来るのか?出来る 出来るのだ (画山口貴由・原作南條範夫「シグルイ」既刊15巻) 正気にては大業ならず。武士道はシグルイなり。 今年もいよいよ押し迫ってまいりました…