akのもろもろの話

大人の漫画読み

漫画/「サターンリターン(6)」鳥飼茜

空虚さと気持ち悪さの第6巻 (鳥飼茜「サターンリターン」6巻) 遅ればせながら、11月30日に発売したサターンリターン第6巻の感想をなんとなく書いておく。 人は誰であれ普段他人に見せる顔とは違う、汚い面や醜い面を持ってる。 この作品は、漫画で…

平成仮面ライダーの系譜「仮面ライダークウガ」と「仮面ライダーアギト」

十年ひと昔と申しますが、仮面ライダークウガ22年も前になりますなあ(遠い目) 2000年1月から放映された仮面ライダークウガは、テレビシリーズでは仮面ライダーBLACK RX終了から実に10年4カ月振りの復活となり、平成仮面ライダーシリーズの第1作…

漫画/「ヴラド・ドラクラ」大窪晶与

吸血鬼ドラキュラのモデルとなったワラキア公・ヴラド3世の実像に迫る歴史ロマン! (大窪晶与「ヴラド・ドラクラ」既刊5巻) さて今回取り上げますのは、ハルタで連載している「ヴラド・ドラクラ」。 主人公は、15世紀のワラキオ公国の君主ヴラド3世(…

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。 小生の今年の抱負はですね、このブログの更新をもっと頑張ります。 なんか仕事から帰ってくるともう疲れてるんで、ブログ書く時間がなかなか取れなくて、まあ趣味でやってるんだから書ける時書けばいいやって言い訳ばかり…

暮れの元気なごあいさつ

萩尾望都「メッシュ」から雪のラパン・アジル 萩尾望都の「メッシュ」は1980年代に描かれた作品でパリが舞台になっています。 メッシュというのは、主人公の少年が金髪だけど銀色のメッシュが入っているように見える髪型からついたあだ名です。 メッシュ…

漫画/「シグルイ」原作・南條範夫 漫画・山口貴由

隻腕の剣士の刃は骨を断つことが出来るのか?盲目の剣士の刃は対手に触れることが出来るのか?出来る 出来るのだ (画山口貴由・原作南條範夫「シグルイ」既刊15巻) 正気にては大業ならず。武士道はシグルイなり。 今年もいよいよ押し迫ってまいりました…

漫画/「父の暦」谷口ジロー

君は谷口ジローを知ってるか!?知ってるよね! (谷口ジロー「父の暦」) 谷口ジローを体験しよう! 12月の初め、世田谷文学館で開催されてる「描くひと 谷口ジロー展」を見に行きましたのよ。 これがもう超絶よくて、やっぱ谷口ジローったら凄すぎるウ~…

漫画/「乾と巽―ザバイカル戦記―」安彦良和

シベリア出兵を描く渾身の戦争漫画 (安彦良和「乾と巽ーザバイカル戦記―」既刊6巻) 安彦良和と言ったらやっぱガンダムだけど アニメでの功労、そして漫画家としてのご活躍、すべてにおいてレジェンドな安彦良和先生。 そんな彼が”最後の長編連載作品”と銘…

漫画/「九条の大罪」真鍋昌平

依頼人を貴賤や善悪で選別しない弁護士。たとえ依頼人がどんなクズでも。 (真鍋昌平「九条の大罪」既刊4巻) 貴賤はともかくこんな依頼人は断るよフツー! 最近また以前のように外回りが増えてきて時間が自由になるので、今日はオサレなカフェで書きました…

映画/「劇場版 きのう何食べた?」

原作も秀逸だけど実写版もサイコー! (「劇場版きのう何食べた?」中江和仁監督/120分/日本) 相変わらずこのお二人の再現度高いよね~ もう今年あと1ヶ月ないじゃん! と気づいたその日から「これは面白かったから後で感想をブログに書こう」と思ったま…

漫画/「世界で一番、俺がOO」水城せとな

「一番不幸になった者はどんな願いも叶えられる!」怪しいゲームに参加したアラサー男子3人の友情と絶望の物語 (水城せとな「世界で一番、俺がOO」既刊8巻) 不幸を競うなかで逆に何が幸せなのかを考えさせられちゃう 世の男の人って、もう自分は若くな…

漫画/「松かげに憩う」天瀬シオリ

幕末動乱期の長州藩。松陰先生と門下生たちの愛しき日々。 (天瀬シオリ「松かげに憩う」既刊2巻) 吉田松陰という人 別冊ヤングチャンピオンは、みずたまことの「バウンサー」が好きなんだけどこちらもなかなか面白いんですわ。 「松かげに憩う」は吉田松…

漫画/「らせんの迷宮ー遺伝子捜査」作・夏緑 画・菊田洋之

DNA解析で未解決事件に迫るミステリー漫画 (作・夏緑 画・菊田洋之「らせんの迷宮遺伝子捜査」既刊2巻) DNAは嘘をつかない 東京都覚山市の覚山警察署の刑事・安堂源次は科捜研からの依頼で2002年の強盗事件の遺留品を保管室で探していた。 事件のあっ…

漫画/「ただ離婚してないだけ」本田優貴

仮面夫婦のだりぃ話かと思ったら、まさかの殺人!そして監禁!! (本田優貴「ただ離婚してないだけ」既刊5巻) 夫婦が守ろうとした物は何だったのか? 結婚7年目の柿野正隆と雪映夫婦。 夫はフリーのWEBデザイナーで妻は高校教師だ。 この夫婦、以前妻が…

漫画/「ヒストリエ」岩明均

「ヒストリエ」12巻はいつ出るんだああああ!? (岩明均「ヒストリエ」既刊11巻) 奴隷の身分からアレクサンドロス大王の書記官に登りつめたエウメネスの波乱万丈な人生を描く歴史漫画 月刊アフタヌーンで連載している岩明均先生の「ヒストリエ」は現在…

漫画/「ひとりでしにたい」カレー沢薫

30代の若さで何故に終活を??? (カレー沢薫「ひとりでしにたい」既刊3かん) それは伯母さんの孤独死から始まった 山口鳴海(35才・独身)は都内の美術館で学芸員をしている。 子供の頃、鳴海にはバリバリのキャリアウーマンで優雅な独身生活を送る…

映画/「燃えよ剣」

(「燃えよ剣」原田眞人監督/148分/2021年) 映画「燃えよ剣」やっと見ちゃったぜ。 言わずと知れた新選組の土方歳三を描いた作品だ。 コロナのせいで公開が遅れて、いつ見れるんだろうとずっと待ってたから待望の作品だったのよ。 この映画の原作は昭和30…

漫画/「おかえりアリス」押見修造

押見修造またもや問題作か!? (押見修造「おかえりアリス」既刊3巻) 美少女になって戻って来た”慧ちゃん” 亀川洋平・室田慧(ケイ)・三谷結衣は幼稚園の時からの幼なじみだった。 同じ中学に進んだ3人は部活動も同じテニス部で、洋平は次第に三谷に恋…

漫画/「望郷太郎」山田芳裕

五百年後の世界に生き残った男が目撃するグレイトジャーニー (山田芳裕「望郷太郎」既刊5巻) シベリア鉄道を歩いて日本へ 舞鶴グループ創業家7代目で、舞鶴通商のイラク支社長・舞鶴太郎は大寒波を逃れるために妻子と共に人工冬眠に入った。 地球は未曽…

漫画/「おやすみカラスまた来てね。」いくえみ綾

すすきのの素敵なバーのマスターになったのに、なんか不甲斐ない青年の恋と仕事の物語 (いくえみ綾「おやすみカラスまた来てね。」既刊6巻) 十川善十(そがわぜんじゅう)は24才無職。 パブのバーテンダーがあまりの激務で辞めてから、店の客だった紅ち…

漫画/「7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT」ハロルド作石

史上最高の天才劇作家シェイクスピアの謎に挑む (ハロルド作石「7人のシェイクスピアNON SANZ DROICT」既刊13巻) ウイリアム・シェイクスピアは謎の多い人物だ。 皆さまご存知の「ロミオとジュリエット」「ヴェニスの商人」「ハムレット」などなど時代…

8月だから 映画「東京裁判」を見た

(「東京裁判」小林正樹監督/1983年/277分) あたくし盆休みに映画「東京裁判」を見に行ってしまったぜ。 行ってしまったと言うのも妙だけど、なんせ上映時間が堂々の4時間37分よ。 長かったわー(尻も痛かったし) 東京裁判とゆうのは、ご存知の…

「戦争中の暮らしの記録」暮らしの手帖編 8月だから戦争中の人々の生活を知る

(「戦争中の暮らしの記録」暮らしの手帖編) この本は1968年の8月に発行された「暮らしの手帖」第96号~特集・戦争中の暮らしの記録~を書籍化したものだ。 この特集号は丸々一冊が戦争を体験した人たちから寄せられた文章で組まれていて、文字数が…

「特攻の島」佐藤秀峰 8月だから読みたい 回天特別攻撃隊を描いた戦争漫画の傑作

(佐藤秀峰「特攻の島」全9巻) 昭和19年9月、福岡海軍航空隊予科練の渡辺裕三と関口政夫は特殊兵器の搭乗員募集に志願をした。 「一旦搭乗すれば生還を期することはできない兵器」とだけ聞かされ何も知らされないまま山口県大津島へ集められ、そこで初…

本/「リボルバー」原田マハ

(原田マハ「リボルバー」) 誰が引き金を引いたのか? 「ゴッホの死」。アート史上最大の謎に迫る、著者渾身の傑作ミステリ。 高遠冴はパリの小規模なオークション会社「キャビネ・ド・キュリオジテ」通称CDCに勤務している。 パリには大小いくつものオーク…

漫画/「ゴールデンゴールド」堀尾省太

(堀尾省太「ゴールデンゴールド」既刊8巻) 「ゴールデンゴールド」の舞台は瀬戸内海にある「寧島(ねいじま)」という架空の島だ。 かつてこの島は「福の神の島」と呼ばれた事もあるのだが、そんな伝説今では島民ですら知らない。 主人公の早坂流花は不登…

漫画/「ここは今から倫理です。」天瀬シオリ

(天瀬シオリ「ここは今から倫理です。」既刊6巻) 「倫理」とは何か? 倫理とは人倫の道であり道徳の規範となる原理。 学ばずとも将来、困る事はほぼない学問。 でも自分が一人ぼっちになったり、死が近づいた時には役に立つかもしれない。 「ここは今から…

漫画/「コーポ・ア・コーポ」岩浪れんじ

(岩浪れんじ「コーポ・ア・コーポ」既刊3巻) 雨が続くと気分が滅入るのお。 もお会社も行きたくないし、なんもしたくない。 全くもってエネルギーが乏しい状態で生きてるっつーのに、人に会うとエネルギーを使うからもお誰にも会いたくない。はあ~ メン…

漫画/「ダーウィン事変」うめざわしゅん

(うめざわしゅん「ダーウィン事変」既刊2巻) 主人公のチャーリーはヒトとチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」である。 ヒューマンジーなどという言葉はてっきりこの作者の造語かと思ってたら、あに図らんや既存の言葉として存在しておりました…

本/「一度きりの大泉の話」萩尾望都

(萩尾望都「一度きりの大泉の話」) はああ驚いたのお。 こういう事って、才能あるクリエイター同士が切磋琢磨していたら結構ありそうな気はする。 だけど50年も前の話をよく活字にしたなあと思って。 萩尾望都や竹宮恵子の世代は前を走る女性漫画家がい…