akのもろもろの話

いつも漫画ばかり読んでた「漫画とかの覚え書帖」

漫画

「残酷な神が支配する」➆巻 萩尾望都 

ついに、ついにジェルミはグレッグを自動車事故に見せかけて殺害する事に成功したのであった。 ところが、その事故であろうことかサンドラが巻き添えになってしまったというね、ジェルミにしたらなんつー想定外の出来事か! 喜んだのも束の間で衝撃のあまり…

「残酷な神が支配する」➅巻 萩尾望都

ジェルミが受け続ける暴力があまりにも苛酷で読んでて暗い気持ちになってしまう。 広大な敷地に立つ豪華な館に暮らすローランド家の人々。 その家族に秘められた闇を象徴するかのように館の外には鬱蒼とした深いリン・フォレストの森が広がっています。 森の…

「残酷な神が支配する」➄巻 萩尾望都 

その男は君を苦しめ痛めつけそれを愛だと言っている それはサディストの欺瞞だ (萩尾望都「残酷な神が支配する」⑤巻より) ジェルミはイアンのいる寮に移る事になりました。 それはジェルミとウイリアムがキスしてたという噂に対する、学校側の迅速な対応で…

「残酷な神が支配する」④巻 萩尾望都

子供への性的虐待は本人が告白するか家族が気づかないとなかなか顕在化しません。 信じられない事に気づいていながら見て見ぬ振りをする場合もあって家族という狭く閉鎖された世界の不気味さを感じます。 母親を不幸にしたくないと義父からの性的虐待を誰に…

「残酷な神が支配する」➂巻 萩尾望都

作者の萩尾望都は2019年で「デビュー50周年」なんですよね。 萩尾氏は20歳でデビューして現在70歳でいらっしゃいますが「残酷な神が支配する」は氏が43歳の時の作品です。 代表作の一つ「ポーの一族」は70年代に描かれたものですが、2016年には続編を40年振…

「亜人」桜井画門 まだ佐藤さんと戦ってたんだね

遅ればせながら「亜人」の14巻を読みました。 まだ佐藤さんと戦ってたんだね・・・ 2017年の佐藤健くん主演の実写映画はまったく原作と違う作りだったけど、アレはアレで面白かったと思います。 佐藤さん役が綾野剛くんだったので「若っ!」とビックリしたけ…

「残酷な神が支配する」②巻 萩尾望都

(「残酷な神が支配する」②巻 萩尾望都) さて舞台はイギリス。 ローランド家の邸宅リン・フォレストハウスがあるのはロンドン近郊の美しい田舎町で、使用人もいる大きな屋敷にジェルミは驚きます。 サンドラの為に屋敷のカーテンは全部彼女の好きなサーモン…

「残酷な神が支配する」①巻 萩尾望都

「残酷な神が支配する」は「プチフラワー」にて1992年から2001年まで連載された長編サスペンス漫画でございます。 (コミックス版全17巻) ある悲しみの話をしようと思う いや僕がその悲しみに気付くのはもっとあとの事で とりあえず今日は ───葬式だ 12月の…

「ゴールデンカムイ」18巻 野田サトル ウラジオストクの長谷川写真館と間宮海峡

(野田サトル「ゴールデンカムイ18巻」) 思えば「ゴールデンカムイ」と言う作品によって、これまでアイヌに何の関心もなかった私は様々な事を教わった気がします。 今まで知らなかったアイヌの文化や歴史を、アシㇼパを始めアシㇼパのフチやキロランケと…

「ここは今から倫理です。」雨瀬シオリ なんか気になる題名です

ここは今から倫理です。 なんか気になる題名です。 一体何が始まるんでしょ、それに「倫理」って何よ? (既刊3巻) 「ここは今から倫理です。」は高校で「倫理」を教える高柳先生が今時の高校生たちの抱える悩みに独自のスタンスで向かい合う教師物語です…

「リウーを待ちながら」朱戸アオ インハンドの作者が描くアウトブレイクの脅威

山下智久主演でテレビドラマ化された「インハンド」の原作者の朱戸アオ氏は医療ミステリー・サスペンスといったジャンルを描いている漫画家です。 「リウーを待ちながら」は「イブニング」で連載していた作品でコミックスは3巻完結となっています。 「リウ…

「スラップスティック」青野春秋 救いの見えない現実にもがく兄弟の物語

青野春秋の漫画「スラップスティック」は昭和の終わり頃を舞台に、シングルマザーの母とやんちゃな兄との三人で暮らす小学生・春人を主人公にした物語です。 青野氏の作品には、ゆるさの中に中年の哀愁を感じさせる「俺はまだ本気出してないだけ」とか、5人…

きのう何食べた?よしながふみ 料理漫画なんだけどゲイが抱える諸事情も描いてる

「きのう何食べた?」はシロさんこと筧史郎とケンジこと矢吹賢二の若くないゲイ・カップルが一緒にご飯を食べる物語です。 現在放映中の実写ドラマが好評みたいですが、原作では登場人物は実際の時間経過と同じに年を取っていくという通常漫画ではあまり見ら…

ミステリと言う勿れ 田村由美 ちょっと変な主人公がひたすらに語るのが妙味です

冬のあるカレー日和。 大学生・整(ととのう)が玉ねぎをざく切りしてると、警察官が「近隣で殺人があった」と訪ねてきます。 そのまま警察に連れていかれた整に、次々と容疑を裏付ける証拠が突き付けられ彼はこのまま犯人にされてしまうのでしょうか? (「…

シュマリ 手塚治虫 これは男のロマンと言えばいいのかな

時代は1869年の夏、戊辰戦争の最後の戦い函館戦争が終結した年の事です。 蝦夷が北海道と改められた事も知らぬ男シュマリは、北海道の原野を一人彷徨っております。 シュマリとはアイヌがつけてくれた名で彼は元は德川の旗本だったのです。 しかし今ではお…

銀の匙silver spoon 農業高校って大変だけど素晴らしいですね

これは、果てしなく広がる大自然に囲まれて汗と涙と土にまみれた農業高校生たちの異色の青春物語です。 青春なんてないやろ~、動物のウンコしかないやろ~とか思ってたら大間違いでした。 (既刊14巻) この作品の舞台は北海道帯広市にある大蝦夷農業高校(…

ゴールデンカムイ17巻 野田サトル 孤高のスナイパー尾形百之助

ゴールデンカムイは明治時代末期の北海道が舞台です。 「不死身の杉元」という異名を持つ日露戦争帰りの杉元佐一とアイヌの少女アシㇼパが網走監獄の死刑囚が隠した莫大な埋蔵金を探す壮大な物語です。 ロシアに密入国する為にウイルタ民族に変装して国境を…

呪術廻戦 東京都立呪術高等専門学校 0巻

わたくしここ数年「週刊少年ジャンプ」はなんとなくコンビニで立ち読みしてたのですが、「呪術廻戦」はとても面白くてまたジャンプを毎週買うようになったのです。 0巻は現在連載中の「呪術廻戦」の前日譚です。 本編では名前だけで謎の特級の人だった乙骨…

アニメどろろ 百鬼丸とどろろの旅の結末が気になるのだ

アニメ「どろろ」が面白いです。 原作はもちろん漫画の神様・手塚治虫の名作漫画ですが、50年振りの再アニメ化なんですって。 すごい古いのね~ そんな半世紀も前の作品を現代に蘇らせるってすごい事よね。 やっぱ50年振りだから何やら気合のような物が…

監視官常守朱 三好輝 アニメが面白いのでコミカライズも読んでみました

皆様、ごきげんよう。 アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」1期のコミカライズを読んでみました。 2012年にジャンプスクエアに連載された作品です。 【全6巻】 西暦2112年の日本ではシビュラシステムの導入により、人間の心理状態や性格的傾向を計測し…

不滅のあなたへ 大今良時 不死の存在が紡ぐ不思議な物語

「不滅のあなたへ」は「聲の形」の大今良時が週刊少年マガジンにて2016年から連載している作品です。 私はマガジンの中ではこの作品が好きです。 【既刊9巻】 まずはこんな不可思議な話から始まります。 それは、初めは「球」でした。 何者かによって地…

ゴールデンゴールド 堀尾省太 離島で巻き起こる福の神怪奇譚

皆様、ごきげんよう。 「ゴールデンゴールド」は、月刊モーニングツーにて2015年から連載されている堀尾省太の作品です。 舞台は瀬戸内海の、かつては福の神の島と言われていたという「寧島(ねいじま)」という架空の島です。 (既刊5巻) この物語の主…

蟲師 漆原友紀 蟲師ギンコの終わりのない旅

皆さま、ごきげんよう。 「蟲師」は1999年から2008年まで連載された漆原友紀の作品です。 蟲とは、昆虫ではなく、動物でも植物でもない、生命の原生体に近い物たち。 蟲が起こす怪異を研究しその知識を生かして生業としている者が蟲師です。 全10…

秋日子かく語りき 大島弓子 転生って本当にあるのかな

皆さま、ごきげんよう。 「秋日子かく語りき」は1987年に「週刊少女コミック」に発表された作品です。 人は死んだらどこへ行くのでしょうか? 違う人間に生まれ変わって、もう一度生きる事なんてできるのでしょうか? あらすじはと言いますと冒頭二人の…

アドルフに告ぐ 手塚治虫 それぞれの正義とは何なのだろうか

皆さま、ごきげんよう。人呼んで「マンガの神様」手塚治虫はその生涯で15万枚700以上のタイトルの漫画原稿を書いたとされます。手塚治虫の作品で好きなのはどれですか?自分もいくつかありますが、なかでも晩年の傑作と言われる「アドルフに告ぐ」は好きな作…

私の少年 高野ひと深 せつなすぎて言葉にできない!

皆さま、ごきげんよう。 高野ひと深の「私の少年」は現在「週間ヤングマガジン」で連載中です。 今回は「私の少年」がせつなすぎて泣けちゃう、という話。 私の少年・・・タイトルがいいよな。 既刊5巻 あらすじ 多和田聡子は今年で30歳。 独身で一人暮らし…

阿・吽 おかざき真里 仏教会のツートップ最澄と空海を漫画にする難しさ

皆さま、ごきげんよう。 日本の仏教界の2大巨頭とも言うべき最澄と空海を描いた漫画。 おかざき真里の「阿・吽」を読んでみました。 自分は歴史物はけっこう好きです。 でもお坊さんを漫画にするって難しいんだよねという話。 既刊8巻 物語は1571年、織田信…

血の轍 押見修造 毒親がコワイ! 母親の支配から抜け出せるのか!!

皆さま、ごきげんよう。 毒親って知ってますか? 押見修造「血の轍」はまさにその毒親を描いた漫画です。 その毒親がチョー怖かった、という話。 既刊4巻 この作品はビッグコミックスペリオールに2017年から連載されているんだが、「血の轍」というタイトル…

ギャングース肥谷圭介 この国のド底辺に生きる少年たち

皆さま、ごきげんよう。 最近、実写映画化もされました肥谷圭介の「ギャングース」を 読みまして、なんか考えさせられちゃったなという話。 全16巻 この漫画に登場する18歳の少年、カズキとサイケとタケオの3人 は犯罪集団だけを狙うタタキ屋(窃盗団)だ。 そ…

初めましてのご挨拶にかえて 平野耕太ドリフターズが面白いよ

皆さま、ごきげんよう。 と言うか、はじめまして。 akと申します。 自分は漫画が好きです。 なので漫画の感想を書きますのでよろしくお願いします。 さて、最近第6巻が発売になった平野耕太の「ドリフターズ」が面白いという話。 この物語は関ヶ原の戦いのク…