漫画
夕凪の街桜の国著者:こうの史代ゼノンコミックス発売日:2004/10/12 毎日お暑うございますなあ。 あたくし先月、土日を利用して広島へ行きました。 広島へ行ったのは初めてですよって、東京駅から新幹線に乗って広島駅まで4時間もかかりましたわ。遠かった…
早いもので2025年も半分過ぎてしまったわけで。 年齢を重ねるとなぜこうも時間の経過が早く感じるのでしょう。 とりあえず、最近読んだ漫画の感想をまとめておこう。自分用のメモとして。 ダーウィン事変 9巻著者:うめざわしゅん講談社アフタヌーンKC発…
司書正 3巻 著者:丸山薫KADOKAWAハルタコミックス発売日:2025/3/14既刊3巻 ハルタで連載中の「司書正」は現在3巻まで刊行されてるんですが、これがなかなか面白いんで感想をまとめておくこととします。 舞台は古代中国でして、国のすべての書物を収めた王…
高丘親王航海記原作:澁澤龍彦 漫画:近藤ようこKADOKAWAビームコミックス発売日:2020/9/12全4巻 貞観7年(865年)。 平安時代ですな。 高丘親王は広州から船で天竺へ向かいました。 澁澤龍彦が1985年から雑誌「文学界」で連載した幻想小説を、近藤ようこが…
天幕のジャードゥーガル5巻著者:トマトスープ秋田書店ボニータコミックス発売日:2025/4/16 舞台は13世紀のモンゴルでして、故国イランのテュースにモンゴルが襲来し捕虜となった少女が、知恵と知識を武器に第2代モンゴル皇帝オゴタイの第6夫人(何人いるん…
「ハルタ」で連載されている「本なら売るほど」のコミックス②巻が刊行されたので、そこはかとなく感想をしたためておきます。 「本なら売るほど」は脱サラして古書店「十月堂」を営むちょっと風変わりな青年が主人公でして、本をめぐる様々な人間模様が一話…
前に「あんのこと」という邦画を観たのですが、その時は「アカン!こんな悲しい話があるかっ!」とやり切れない気持ちになってしまったものです。 主人公のあんは周りの人たちに助けられ自立できそうだったのにコロナ禍で孤立を余儀なくされまして、話はなん…
世はまさに満開の桜です。 ブログを続けるのに最も難しい事はモチベーションの維持だと思う。 だからコンスタントにブログを更新出来てる人ってすごい。 俺なんか、仕事で疲れてるとか時間がないとかネタがないとかアドセンスのポリシー違反またきたよとか、…
「ひらやすみ」は続きが気になる漫画のひとつです。 阿佐ヶ谷の古い一軒家でのスローライフを描いた日常系の漫画ですが、「ひらやすみ」とは平屋で暮らすのんびりとした毎日みたいな意味の作者の造語でしょうか。 8巻が出てたのにまだ読んでなかった~ ひん…
「アポロの歌」は手塚治虫が1970年に発表した漫画作品です。 主人公の近石昭吾は小動物を虐殺しては警察沙汰になりこのままでは殺人もしかねないと精神科に連れてこられた少年です。 暗いクソガキですが、まあ子どもが問題行動をする背景には理由があるもん…
「みちかとまり」の3巻が発売しましたが、これは奇妙奇天烈摩訶不思議な話でしてね、8才のまりが竹やぶで出会ったみちかは人ではないんですよ。 みちかったら、不思議な力でまりと入れ替わったり、人間の目玉をえぐり取ったりするんです(けっこう好きですが…
信楽(しがらき)くんは学年に1人くらいはいる変な子で、癇癪持ちで落ち着きがなくてちょっとした事でパニックになったり怒り出しだりするっていう、まあ流行りの発達障害ですかしら。 一方の清水(きよみず)くんは成績優秀で足も速い(小学生の時は足が速…
マンガや本がどんどん増えてしまうので、最近はなるべくならkindleで買うようにしているのだが、マンガは紙派主義からどうにも抜けなくて困る。書店などで見かけてつい購入してしまう。しかし大抵はすぐに読まないので、そんなのが机に積み上がったまま放置…
金掘り衆は武田領内で金山の経営を行う山師でした。 甲斐の国は多くの金山があり、戦国最強と謳われた武田軍の軍資金を産出していました。 信玄は彼らに金山を操業させるだけでなく、その鉱山技術を戦術としても利用したと言われています。 敵の城を攻める場…
乙嫁とは「おつよめ」ではなく「おとよめ」と読み、美しい嫁というニュアンスだそうでして、「乙嫁語り」は19世紀の中央アジアに生きる様々な嫁を描いた物語です。 今は自由な時代ですから結婚するかしないかは自分が決める事ですが、かつての日本もそうだっ…
まずは手はじめに夜の新宿の街をスニーカーで走る少女であります。 怪しげな男のヤサに駆け込むなり、どこで盗って来たのやら手には幾枚かの札を握りしめておりまして、これであの薬を売ってくれと言うんです。 あの薬というのが、経口中絶薬である事は読ん…
「テレビドラマ化されたから読む!」 「手塚治虫文化賞のマンガ大賞取ったから読む!」 なんてのはアタイの中にはなくて、ただもう入江喜和先生描くところのオバサン主人公が面白くて好きなんです。 かなり見た目はくたびれ劣化してるけど、いまだ心には乙女…
ご存知のように、13世紀初め、チンギス・ハーンの蒙古帝国は急速にその勢力を伸ばしまして、13世紀後半までにはユーラシア大陸の東西に及ぶ、世界で最も広大な領土を持つ帝国となりました。 この物語の舞台はペルシャ高原の小都市ビジャです。現在のイランの…
漫画に限らず小説でもドラマでも、歴史物は話を面白くする為に史実にオリジナルの創作を足すわけです。 しかるにやり過ぎれば歴史を知らないと侮られる事もありますので、これはさじ加減が難しい所です。 面白い資料だけ股に掛けるのも浅薄に見えてよくあり…
もう出ないんじゃないかと思ったくらい休載期間が長かった「さよならミニスカート」の第3巻が出ました。 作者さま体調不良との事で5年ぶりの新刊なんですと。 この作品は集英社の少女漫画雑誌「りぼん」の連載でして。 「りぼん」の読者層ってのは小学校高…
武市半平太が構想する土佐郷士三百人で作る「土佐勤王党」。 そこから土佐の藩論を勤王倒幕へまとめたい武市ですが、目の上のたんこぶは藩の重鎮でありバキバキの佐幕派「吉田東洋」ざんす。 前巻の感想はコチラです↓ www.akirainhope.com 「吉田東洋を斬る…
あてくしコロナに罹り8月はずっと体調不良だったざんす。(;´д`)トホホ ようやく癒えて来たので久々にマイブログを開きまして、とりあえずはリハビリがてら今kindle unlimitedで読める、谷口ジローさんの「風の抄 柳生秘帖」の感想でも書いてみるべ。 それに…
5年振りに「ヒストリエ」の新刊が発売しましたが、岩明先生は長期休載に入ってしまったんですね。 ちなみに「ヒストリエ」12巻の感想はコチラです。 お暇がありましたらお読みくださいませ。 www.akirainhope.com さて「七夕の国」は「寄生獣」の後に描かれ…
2003年から月刊アフタヌーンで連載している岩明均の「ヒストリエ」は世界史の超有名人「アレクサンドロス大王」の、書記官のエウメネス(知ってる?)の波乱万丈な人生を描く歴史漫画でありまして。 チョー遅筆ゆえに絶対完結しないと巷で言われてる「ヒスト…
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を鈴ノ木ユウ氏がコミカライズしてて「週刊文春」で連載してるのですが、8巻が出ましたので感想をしたためる次第です。 坂本竜馬って大器晩成な人ですよね。 子ども時代の話はひ弱でいつも泣いて帰って来たとか、12才までおねし…
「 劇光仮面」5巻の感想です。 主人公・実相寺二矢(じっそうじおとや)が劇光する「空気軍神ミカドヴェヒター」ですが、4巻でフォームチェンジっぽいのが登場しましたねえ。 ミカドヴェヒター「漆黒」 ミカドヴェヒターの夜間迷彩仕様。 日本兵がモチーフ…
薩摩のへんな風習が可笑しい(&下ネタがひどい)「だんドーン」なんですが、俺的にはコメディ路線が鼻につくんだよねー。 なんぞと思うていましたが、だんだん面白くなってきまして、心嬉しい限りですよ。 (前巻の感想はコチラ) www.akirainhope.com 薩摩…
www.akirainhope.com 元寇は鎌倉時代の1274年及び1281年に、2度に渡り行われたモンゴル帝国の日本侵攻だ。 1度目を文永の役、2度目を弘安の役というが、漫画「アンゴルモア元寇合戦記」と続編である「 博多編」で描かれているのが文永の役である。 文永11年(…
皆さま、どうも。 ご無沙汰しております。 しばらく留守にしておりましたが、久し振りにはてなブログを開きましたよ。 3月26日に発売した、あたくしの大好きな漫画「アンゴルモア元寇合戦記博多編」9巻の感想をそこはかとなく書いておきますので、よろしく…
シロさんこと筧史郎とケンジこと矢吹賢二は、一緒に暮らすゲイ・カップルである。 ゲイである事を隠し弁護士として働く史郎は、スーツの似合うシュッとしたイケメンで、ゲイには見えないし年よりもずっと若く見えるから女性にはモテる。 仕事に生きがいは求…