あたくし盆休みに映画「東京裁判」を見に行ってしまったぜ。
行ってしまったと言うのも妙だけど、なんせ上映時間が堂々の4時間37分よ。
長かったわー(尻も痛かったし)
東京裁判とゆうのは、ご存知のように第二次世界大戦に負けた日本の指導者などを連合国が戦犯として裁いた極東国際軍事裁判の事だ。
アメリカ国防総省は膨大な裁判記録のフィルムを撮影していたのである。
でも問題の裁判シーンはすぐには出てこない。
まずはその時代の世界情勢(ドイツの敗戦とか、ポツダム会議とか、日本への原爆の投下とか、天皇の玉音放送だとか)がわかる歴史の映像資料から始まり、日本が軍事国家としてどんな道を辿って行ったのかが見れる。
単なる記録フィルムの再構成ではなく、ちゃんと映画としても終結してたから、最後まで飽きず尻の痛さに耐えながら見る価値はあった。
ところで、なぜ今東京裁判なのか?
それは、この作品が1983年に公開されて以降の劣化した映像や音声が、昨今流行りのデジタルリマスター版で鮮明に蘇ったからなのよ。
デジタルリマスターすごいのお。
「東京裁判」は日本人なら一度は見るべきだなどと言う人もいたから、いつかは見たいとは思ってたのだけど、たった70年かそこら前の日本なのに違う国のようだね。
今やあたしも含めて日本人の大半は戦争を知らない世代だもの。
きみは知っているか
敗戦の虚脱と混乱を、そして平和到来の歓喜を
昭和から平成を超え、令和に問いかけてくる、
何を裁き、何が裁かれなかったのかを
被告の28名は全員無罪を主張した。
天皇の戦争責任も裁かれなかった。
それはマッカーサーが天皇を気に入ったのとアメリカの思惑からなのだが、オーストラリアのウェッブ裁判長は反日主義者で天皇の戦争責任を強く追及しようとしていた。
連合国側もアメリカにばかりイニシアティブを取られるのは面白くないと見える。
東条英機は天皇が大好きだから、天皇を最後まで守りきった。
うーむ、ではあの戦争の責任は誰も自覚してなかったのかしら。
なんだか変な裁判である。
戦勝国が負けた国を一方的に裁く。
誰もやりたがらなかった東条の弁護人を務めた清瀬一郎弁護人は、この法廷に被告人たちを裁く権利はないと主張。
マッカーサーがつけてくれたアメリカ弁護人の一人ブレークニー弁護人は、公正な裁判を行うためには戦争に関係ない第三国の代表によって行うべきだと主張。
この人は、戦争は合法とされているのだから戦争中の殺人を裁く事はできない。殺人と言うのなら広島に原爆を落としたではないか。
などと言い出し、アメリカ人が原爆について言及してきたのでたまげる。
きっとこの弁護人さんは、アメリカ人とかの人種を超えて法律の徒として自分はどうあるべきかって考えたんだわ。
奮闘する弁護人がかっこいい。
ジーン・・・
様子のおかしい大川周明が奇行を繰り返し、前に座っている東条の禿げ頭をぺチンと叩いたシーンもあった。
びっくりして振り向いてから苦笑いしていた。
おかしいけれど悲しいなあ。
等々、神妙に映画の感想を書こうと思っていたのだが問題が発覚しました。
みつきさん(id:mituki1617)から、あーたのブログ記事が無断転載されとる(そんな言い方じゃなかった)と、教えていただきましてね。
確認したら、一つの記事が転載されてるんじゃなく、このブログのすべての記事(プログ名と本文と画像)が丸々パクられてました。
あまりにも悪質なんで非常に驚きました。
自分のだけじゃなく多数のブログが恐らく無断転載でしょう。
知らない人が見たら、このコンテンツに色々なブロガーさんが寄稿しているように見えるんです。
記事をコピペしたのじゃなくて、RSSフィードから記事を丸パクリしてるんだって。
なんなんですかね。
どうせ金もうけが目当てなんでしょ。
自分で文章も書けないくせにちょこざいだわ。
でも運営者もわからないし何を仕込まれてるかわからないしあやしいからなんかコワイ。
ブログに結界とか張れないかなあ。
とりあえず自分に出来る事をしてみようと、みつきさんのアドバイスに従いグーグル先生に著作権侵害による削除の申請をしてみました。
もお、あたしったらほんとにポンコツなんでこういうの苦手です。
一度にできないのでとりあえず5記事を報告したらさすがグーグル先生検索から除外してくれたのですが、まだ申請してない他の記事が現れてしまいました。
焼け石に水ですな。
あとフィードの配信方法を全文表示をやめ概要だけにしてみました。
なんか疲れた。