akのもろもろの話

大人の漫画読み

漫画/「松かげに憩う」4巻 雨瀬シオリ (ネタバレ)

幕末が舞台の「松かげに憩う」は吉田松陰と松下村塾の門下生たちの生き様を描いた歴史漫画。 松陰の死後、彼らは倒幕という巨大な目標に向かい、次々と歴史の波に身を投じていった。 (天瀬シオリ「松かげに憩う」4巻秋田書店ヤングチャンピオンコミックス…

「前髪の惣三郎」新選組の男色騒動 /司馬遼太郎 新選組血風録より

「新選組血風録」は司馬遼太郎が60年代に書いた傑作で、新選組を題材にした短編集です。 各話は、新選組に実在した人物あるいは架空の人物を主人公にした群像劇となっており、隊内に巻き起こるドラマに定番キャラの土方歳三や沖田総司が絡んでくる構成です。…

漫画/「菌と鉄」5巻 片山あやか(ネタバレ)

「菌と鉄」は別冊少年マガジン(講談社)にて、2021年から連載中。 人類の脳がキノコに寄生されたディストピアを舞台にした作品。 (片山あやか「菌と鉄」5巻 講談社コミックス) 表紙はラミ・バルガ。 (バルガ一族は殺人を好み殺人技術の高い遺伝子を持っ…

漫画/「お別れホスピタル」沖田✕華 感想

「お別れホスピタル」はビックコミックスピリッツ(小学館)にて、2018年から月イチ連載。既刊10巻。 終末期病棟で働く看護師・辺見の目を通して人の死とは何かを問いかける作品。 (沖田✕華「お別れホスピタル」既刊10巻 小学館ビックコミックス) 誰にで…

漫画/「ファミレス行こ。」上巻 和山やま(ネタバレ)

「ファミレス行こ。」は、実写映画化もされた「カラオケ行こ!」の続編。 2020年より「月刊コミックビーム」(KADOKAWA)にて不定期連載中。 「カラオケ行こ!」では中3だった岡聡美が上京して大学生になっている。 (和山やま「ファミレス行こ。」上巻 KADO…

漫画/「ダーウィン事変」6巻 うめざわしゅん ネタバレ

半分ヒトで半分チンパンジーのチャーリ―。 唯一無二のヒューマンジーと思いきや、謎だらけの弟オメラスの登場で事態は激変。 すべてはヒューマンジーの生みの親グロスマン博士に繋がっているはずと、かつて共同研究者だったサラ・ユアン博士から情報を聞き出…

漫画/「エロスの種子」8巻 もんでんあきこ 感想

「エロスの種子」は2017年から連載中。コミックスは8巻まで刊行。 一話完結の連作集で人間の性愛と激情を描いた大人が読む漫画作品。 (もんでんあきこ「エロスの種子」8巻 集英社ヤングジャンプコミックスより) 極北の地である稚内の防波堤の行き止まりで…

漫画/「とつくにとうか 幕末通訳 森山栄之助」川合円 感想

月刊「goodアフタヌーン」で連載中の「とつくにとうか幕末通訳森山栄之助」は、江戸時代に活躍した通詞(つうじ)森山栄之助の物語。 通詞とは、鎖国時代の日本の通訳者でございます。 (川合円「とつくにとうか幕末通訳森山栄之助」講談社アフタヌーンKC) …

漫画/「未来の想い出」藤子・F・不二雄 感想

「藤子・F・不二雄生誕90周年記念出版」と銘打って、1991年に「ビックコミック」で連載されたSFファンタジーが新装版で発売されました。 (藤子・F・不二雄「未来の想い出」小学館ビックコミックスペシャル) 運命は決まっているのか?変えることができるの…

漫画/最近読んだ漫画の感想まとめ(箇条書き)

月末は最近読んだ漫画の感想まとめを更新するということで、気になった漫画やおススメを新刊中心に雑ながら書き残しておきます。 ところで、気づいたら当ブログも5年が過ぎ来月から6年目に突入するのでした。 いくら趣味で気まぐれで書いてるんだよつっても…